LaTeX記法 三角関数、逆三角関数、双曲線関数
LaTeX には三角関数などの基本的な関数はあらかじめ用意されている。
三角関数
$\sin{x}$
$\cos{x}$
$\tan{x}$
三角関数の変数を中かっこに入れる必要はない。半角空白を入れても同じように出力される。
$\sin{x}$
$\sin x$
$\sin {x}$
$sin{x}$
$sin x$
一番下とその一つ上の書き方は推奨されない。
中かっこは半角空白を間に入れても問題なく、中かっこもなくても問題ない。ただし sin の前の円マーク(スラッシュ)を書かないと sinx とつながって出力される。
他の関数と足したり引いたりすることを考えると、二番目や三番目のスタイルより一番目の半角スペースなし中かっこありのスタイルがいい。
$\sin{x}+\cos{x}$
$\sin{x} +\cos{x}$
$\sin{x} + \cos{x}$
$\sin x + \cos x$
$\sin x +\cos x$
$\sin x+\cos x$
$\sin {x} + \cos {x}$
$\sin {x} +\cos {x}$
$\sin {x}+\cos {x}$
上の数式はすべて正常に表示される。
半角スペースをさまざまな場所に入れて実験してもエラーは出なかった。ただし、これはプラスだからである。
$\sin{x}-\cos{x}$
$\sin{x} -\cos{x}$
$\sin{x} - \cos{x}$
$\sin x - \cos x$
$\sin x -\cos x$
$\sin x-\cos x$
$\sin {x} - \cos {x}$
$\sin {x} -\cos {x}$
$\sin {x}-\cos {x}$
マイナスになると途端にデザインが変わる。
これはマイナスと半角スペースの相性が悪く、マイナスがハイフンになってしまうため。
逆三角関数
$\arcsin{x}$
$\arccos{x}$
$\arctan{x}$
arcsin は sin の逆関数。逆関数は中かっこにマイナスを入れて表す。
$\arcsin{x}=\sin^{-1}{x}$
$\arccos{x}=\cos^{-1}{x}$
$\arctan{x}=\tan^{-1}{x}$
双曲線関数
$\sinh{x}$
$\cosh{x}$
$\tanh{x}$