「割合とは…」と言われてもわからない中学生に向けて、割合とパーセントをざっくりわかりやすく解説します。練習問題もあります。見づらいけど。
割合とはうんたら…と言われて、最初から「ふむふむ、なるほど完全に理解した!」となる人はいない。例で何度も見て「まあそんなもんかな」となるのが全人類共通の理解なんです。
200 の 3 割はなんですか?
という質問がきたらこうします。
- 200 を 10 個にわけます。
- 1 個あたりいくつ? → 20 だよね(これわからない人は、がんばって割り算の勉強してほしい)
- 1 個 20 です。ですが、文部科学省によって、個は使っていけないことになってます(嘘)
- 個という言葉を割にせよと言われたよ
- だから 1 割は 20 です
なので 3 割は 20 × 3 = 60 です。おしまい。
個でもよかったけど、そうするとなんでも個、個、個、この世の単位がみんな個になってわけわからんから、割にしたんです。
そもそも「200 の 3 割」がもし「200 の 3 個」だったら 600 になっちゃう。大きくなっちゃうでしょ。今は小さい数の話をしたいので、個より割のほうがいいという結論になったんです。
本当、それだけなんだよ。
500 の 7 割はなんですか?
- 500 を 10 個にわけます。
- 1 個 50 ですが、文部科学省によって 1 割 50 と強制変換
- 7 割 は 50 × 7 = 350
はい終了。疲れたね。
「おい! なんでいつも 10 で割るんだよ! 最初の 200 も 10 で割ったし、次の 500 も 10 で割った。どうして 10 で割ったんだよ! その理由を教えろ!」
そんなの知らんがな。
キリがいいからだよ(鼻ほじほじ)。
「そんなこと聞くんじゃねーよ! どうしてどうして言ったら、どうして時計は 1 日 24 時間なんですかとか、もうキリないんだよ!」
パーセントとはなにか? 割と同じで、学校と文部科学省の陰謀だろ?あん?と思いきや、日本ではなく、ヨーロッパが決めた大がかりな陰謀であった(嘘)
200 の 35 パーセントはなんですか?
という質問がきたらこうします。
- 200 を 100 個にわけます。
- 1 個あたりいくつ? → 2 だよね(これわからない人は、どうしようか?)
- 1 個 2 です。ですが、ヨーロッパのルールによって、個は使っていけないことになってます(嘘だけど)
- 個という言葉をパーセントにせよと言われてます
- なので 1 パーセントは 2 です
だから 35 パーセントは 2 × 35 = 70 です。
はい終了。もうおわり。
「おい! なんで 100 で割るんだよ!」
「パーセントはパーとセントがくっついた言葉なんです。セントはラテン語で 100 って意味です。だからパーセントは 100 あたりって意味。だからだよ」
パーセントの難しさというのは、まどろっこしい言葉にあるんです。数学というより言語に問題がある。
「200 が 35 個集まると…」
「200 の 35 パーセントは…」
並べて読むと「が」が「の」になっていますね。あらためて読むと「200 の 35 パーセント」って「なに言ってんだこいつ?」と思いたくなる文に見えなくもない。
「200 の 35 パーセントは…」
はこうしたほうがいい。
「200 を 100 分割した値 2 が 35 個集まると…」
でも、文章が長くなった。どっちがいいですか?
- なんだかよくわからないけど、短い言い方
- スッキリするけど、長い言い方
ここは個人の感想ですな。昔の人は多数決で「短い言い方」を採択したんだろうね。このくだりは全部ウソだけど。
公式
割合
の
割 …
パーセント
の
% …
例えば の
割は
です。つまり の
割は
となります。
同様に の
パーセントは
です。つまり 円の
パーセント(消費税)は
円となります。
練習問題
の
割
の
割
の
割
の
割
の
パーセント
の
パーセント
の
パーセント
の
パーセント
解答