TeX(LaTeX)の表コマンド(arrayと枠線を表すhlineの使い方)
TeX(LaTeX)で表をつくるときは array というコマンドを使います。
例
\[ \begin{array}{|c|c|} \hline a & a^{2}\\ \hline 11 & 121\\ 12 & 144\\ 13 & 169\\ \hline \end{array} \]
基本
\[ \begin{array}{cc} dictionary & 3\\ banana & 2000\\ pi & 3141592 \end{array} \]
改行を意味する¥¥で列を変えます。これがないとすべての要素が一列に表示されるので注意しましょう。
array の隣りにある cc は中央揃えの列が二列あることを示しています。上のサンプルでは二列ですが、これを三列にしたい場合は ccc と書きます。
各列ごとにどちらに揃えるか指定できます。右揃えは r、中央揃えは c、左揃えは l(アルファベットのエル)。
枠線(縦)
枠線をつけたいときは次のようにします。まず中央に枠線を入れてみます。
\[ \begin{array}{c|c} english & 5\\ mathematics & 3\\ biology & 4 \end{array} \]
左右に枠線を入れてみます。
\[ \begin{array}{|c|c|} english & 5\\ mathematics & 3\\ biology & 4 \end{array} \]
二つの例では枠線の表示が変わっています。この違いはコマンドの cc の間や隣にある棒線(|)で決まります。棒線がそのまま表の枠線になるという仕組みです。
枠線(横)
\[ \begin{array}{|c|c|} a & a^{2}\\ \hline 11 & 121\\ 12 & 144\\ 13 & 169 \end{array} \]
横に枠線を入れるときは hline というコマンドを書きます。hline の後に改行コマンドは書きません。表の上に枠線を書いてみましょう。
\[ \begin{array}{|c|c|} \hline a & a^{2}\\ \hline 11 & 121\\ 12 & 144\\ 13 & 169 \end{array} \]
最後に表下に枠線を書く。
\[ \begin{array}{|c|c|} \hline a & a^{2}\\ \hline 11 & 121\\ 12 & 144\\ 13 & 169\\ \hline \end{array} \]
実際 TeX で表をかくときは array よりも table コマンドをよく使います。array でも問題ありませんが、表というよりも連立方程式や行列が合っているでしょう。