山紫水明の読み方、意味、例文
[慣]さんしすいめい
風景などが清らかで美しいこと。日の光によって山と川が美しく見えること。
例文
山紫水明の景色をカメラで撮る。
「ここから見える景観は山紫水明で有名です」
この列車はトンネルを抜けた後、山紫水明の中をひたすら走っていく。
山紫水明の地を歩き続けて、やがて美しい湖畔が見えた。
説明
「山紫」は、日の光によって山が紫がかって映ること。「水明」は、日の光によって水が清らかに透っていること。
山紫水明は、山と川が光を浴びて清らかな景観を作っているさまをイメージする。深い山の中では、山自体を望むことはできないため、薄暗い谷底のような場所は山紫水明とは表現しづらい。
また、水の清らかな透明さは昼に美しく表れることから、夜景の表現としても適切でない。