モンテスキューと法の精神(高校倫理)
モンテスキュー(1689~1755)はフランスの思想家。高校倫理では「三権分立」と「法の精神」の二つがポイント。
モンテスキューの三権分立
三権分立とは、国の権力が立法権(国会)、行政権(内閣)、司法権(裁判所)にわかれて、それぞれが抑制しあって均衡状態になること。現代の政治が基礎とする三権分立はモンテスキューが唱えた。
モンテスキューの「法の精神」
モンテスキューの代表作は「法の精神」。「法の精神」において三権分立が記されている。
高校倫理の教科書はモンテスキューは啓蒙思想の哲学者として位置づけている場合が多い。啓蒙思想は近代の合理的理性によって旧来の慣習と政治を変えていこうとする思想であるが、モンテスキューは政治の仕組みそのもの(アンシャンレジーム)を変えようとした。
モンテスキューはフランス絶対王政に批判的だった。