指数関数はなぜ多項式より速く増えるのか?2 の x 乗と x の 2 乗
指数関数は、多項式で表される関数より速く増えます。 と を並べると、 と でいったん値がそろい、そこから離れていく。
| x | 2 の x 乗 | x の 2 乗 |
|---|---|---|
| 0 | 1 | 0 |
| 2 | 4 | 4 |
| 4 | 16 | 16 |
| 5 | 32 | 25 |
| 10 | 1024 | 100 |
| 15 | 32768 | 225 |
| 20 | 1048576 | 400 |
までは差がわずかですが、 では 1048576 と 400 で 2600 倍以上ひらきます。
指数関数の「次数」
差がここまで大きくなるのは、指数関数の次数が止まらないためです。 を多項式の形に開くと、項が無限に続きます。
の項もこの和のどこかに入っているため、 という多項式でも指数関数には追いつけません。この開き方はテイラー展開といって、大学で扱います。
極限での使いみち
分母に指数関数、分子に多項式を置いた式は、 を大きくすると に近づきます。
分子の次数がいくつであっても行き先は変わらない。分母の指数関数のほうが、いつかかならず上回るためです。
$y = 2^x$ と $y = x^2$ を $x = 20$ まで並べると、前者が 1048576 で後者が 400。$x = 5$ あたりまでは差がつかず、そこから一気に離れます。テイラー展開で $e^x$ を書くと項が無限に続くため、どんな次数の多項式も追いつけない。分母に指数関数、分子に多項式を置いた極限が $0$ に収束するのはこのためです。










