葉脈、気孔と孔辺細胞、蒸散について(中1理科)
中学理科
16 May 2024 15 May 2016

葉脈、気孔と孔辺細胞、蒸散について(中1理科)

人の手のひらにたくさんの線(手相)があるように、植物の葉にもたくさんのすじ(筋)があります。これを葉脈といいます。

葉脈には平行脈と網状脈の二種類があります。

  • 平行脈 … 脈が平行に並んでいる
  • 網状脈 … 脈が網目のようにはっている。

気孔

葉の裏には気孔という穴がたくさんあります。気孔は二つの孔辺細胞に挟まれた穴で、この穴を通して葉の内部の水分が水蒸気として放出される。

気孔から水蒸気が出ることを蒸散といいます。蒸散は葉の裏側で行われます。

ところで、気孔と孔辺細胞は口と唇にちょっと似ています。

  • 気孔 … 口?
  • 孔辺細胞 … 唇?

と覚えるといいかも!

葉の断面図

葉の表は葉緑体がぎっちり、葉の裏は気孔がぽつぽつ。

葉緑体は光合成をするために葉の表側に集中し、ぎっしり並んでいます。一方、葉の裏側は光合成できないため葉緑体がまばらにある。

上のような断面図を見せられたとき「上と下のどちらが葉の表側(裏側)か?」という問題は、気孔があるほうを裏側、あるいは葉緑体がぎっしりあるほうを表側と答えます。