種子が発芽すると、最初に子葉が開きます。
アブラナ科の芽生えでは、左右に 1 枚ずつ、合わせて 2 枚の子葉が出ます。
カイワレダイコンは、ダイコンの芽生えを食べる野菜です。
先に付いているハート形の葉が、この 2 枚の子葉です。
子葉が 2 枚の植物を双子葉類といいます。アブラナ科のほかに、バラ科やマメ科、キク科もこのなかまです。
葉には、水や養分の通り道になる葉脈があります。
アブラナ科の葉では、太い主脈から細い脈が左右に分かれ、さらに細かく分かれて網目をつくります。
このような葉脈を網状脈といいます。双子葉類の葉の多くは網状脈です。
アブラナ科の根は、太い主根がまっすぐ下へのび、そこから細い側根が横へ出ます。
ダイコンの白く太った部分は、主根と、その上の胚軸がいっしょに太ったものです。
胚軸は、子葉のすぐ下の茎にあたるところです。
主根と側根からなる根は、双子葉類に多い形です。
茎の中には、根から吸った水が通る道管と、葉でつくられた養分が通る師管があります。
道管と師管は束になっていて、この束を維管束といいます。
アブラナ科の茎を輪切りにすると、維管束が輪のように並んでいます。
どの維管束も、内側に道管、外側に師管があります。
道管と師管のあいだには、形成層という細胞の層があります。
形成層で細胞がふえるので、茎は太くなっていきます。
菜の花を真上から見ると、4 枚の花びらが十字に並んでいます。
花びらと花びらのあいだからは、外側の 4 枚のがくが見えます。
おしべは 6 本で、そのうち 4 本が長く、2 本が短くなっています。まん中のめしべは 1 本です。
4 枚の花びらが十字に並ぶのは、アブラナ科の花の特徴です。
アブラナ科の古い名前である十字花科も、この形から来ています。