血液は全身を流れています。血液は体のすみずみに酸素や栄養分を届けたり、悪い病原菌を退治したりする働きがあります。血液をいつも全身に送っているのは心臓です。生きている限り、心臓は動きつづけます。心臓が動かなくなったら、血液が全身に届かなくなってしまいます。
血液の四大成分
血液には赤血球や白血球といった小さなものがあります。
- 赤血球
- 白血球
- 血小板
- 血しょう
血しょうは血小板と違います。血しょうは液体で、血液の「液体」そのものです。赤血球、白血球、血小板が血しょうに溶けているようなイメージ。

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注:画像はパブリック・ドメイン
赤血球は酸素を運びます。ところで、なぜ私たちの体は酸素を必要としているのでしょうか? 私たちの体を作っているほとんど細胞は、酸素を使ってエネルギーを生んでいるからです。エネルギーがなければ細胞は死んでしまいます。
白血球はばい菌をなくす役割があります。ばい菌(病原菌)はいつも体内に入ってくる可能性があります。その菌を退治しなければ、私たちはすぐに病気になってしまいますが、白血球があるおかげでそうならないわけですね。
血小板は出血を止める作用があります。傷がついて血が出てきても、しばらくすると血が止まりますね。血が固まって、穴をふさぐからです。血小板はこうした止血に関わっています。血小板がなければ、傷がついた時に血がずっと出てしまうことになってしまいます。