整数とは0、1、2、3みたいな数や-1、-2、-3みたいな数をいいます。
100は整数で、598も整数。あなたがふだん見ているチョコレートとか野菜とかの値段はすべて整数です。3,980円の3,980も整数。
整数と分数の違い
分数は3/4とか7/8みたいな数。
3/4は3を4で割った数です。日本では/を÷と表示しますが、多くの国では÷という記号を使わない。
この3/4みたいな数は分数だけど、整数ではない。6/5も2/9も分数だけど整数ではない。
整数と小数の違い
小数を少数と書いている人は最近たくさんいるけど、本当は小数と書きます。
例えば1.4は小数で、0.2も小数。0.2は小数であって、整数ではない。
分数であって、整数でもある数
さっき2/5みたいな数は分数と言ったけど、数の中には
「分数であって、しかも整数でもある」
というマニアックな数があります。それは3/1みたいな数。3/1は要するに3なので、整数です。3/1は分数だけど整数なのです。
小数であって、整数でもある数
さっき0.2みたいな数は小数と言ったけど、5.0は小数であってしかも整数です。
3.0も20.0も67.0もすべて整数です。
整数とは「分数にして約分したときに分母が1になる数」
ここからは話が難しくなります。
整数とは、分数にしたときに分母を1にできる数のことです。
例えば4は4/1にできますね。なので4は整数なのです。
どうして8.0は整数なのか。それは8/1にできるからです。
5.0は整数じゃない!小数だけど整数じゃない!プログラミング言語では浮動小数点って書いてある!
と思う人もいるかもしれない。
だけど5.0は小数であって、しかも整数です。たしかに5.0はほとんどのプログラミング言語で整数とはみなされない。float型です。
でも、これは表現というか表記の違いであって、本質的には5.0は整数です。コンピューターは数学ではないのです。小数は整数を含む、数の集まり。
浮動小数点は小数とは違う。浮動小数点は小数を不正確な2進数に表したもので、環境によっては0.5が0.49999999と表示されるかもしれない。
結論:値と表示は違う