抗炎症効果のビタミンC最強説:鉄とACSL4とビタミンC

最近、フェロエイジングというのを知りました。鉄の蓄積が長期的に老化につながるという研究。そしてビタミンCがフェロエイジングを阻害するかも、という研究が発表されました。

Vitamin C inhibits ACSL4 to alleviate ferro-aging in primates

専門外なので要約しか読んでない。周辺知識をあわせて勉強したのでメモ。

ACSL4はアラキドン酸などの多価不飽和脂肪酸(酸化しやすい!)を、細胞膜にとりこむ性質をもつ。そして鉄はこの不飽和脂肪酸を酸化する。

膜にある不飽和脂肪酸が酸化(脂質過酸化反応)すると、その過程で有毒な物質(4-HNEやMDAなど)ができて細胞が壊れる。この有毒物質はアルツハイマー病の原因とも考えられている…。

マウス海馬由来HT22細胞において4-ヒドロキシノネナールと過酸化水素は異なる機構で細胞死を誘発する

わかりやすく言うと、

ACSL4 —> 不飽和脂肪酸を膜のなかにたくさん入れる
膜の中にある不飽和脂肪酸 + 鉄 —> 4-HNEやMDA発生

よって鉄とACSL4の多さは老化原因になる。

ここで最初にあげた論文では、ビタミンCがこのACSL4を阻害する可能性があることを指摘しています。鉄と老化の関係は最近ホットトピックなので、今後もチェックしたい。