一喜一憂とは、いちいち喜んだり悲しんだりすること。ある物事や出来事に対して感情の起伏が激しいさま。英語では「be moved from joy to sorrow」という。
一喜一憂は一という言葉が二回ついているように「いちいち」というニュアンスがつく(※)。例えばある映画を見ている間、いちいち笑ったり泣いたりすることを一喜一憂して見るという。
総じて感情の起伏の激しさを意味するが、喜怒哀楽とは異なる。喜怒哀楽は怒りを含む感情の多様性を表す一方、一喜一憂は喜びと悲しみを表す。
※「いちいち」というニュアンスを持たせるために一が二回ついているわけではない。あくまでも覚え方の例。
英訳
be moved from joy to sorrow
move 感情を動かす(他動詞)
moveは「相手の感情を動かす」という意味の他動詞で、受動態にして「感情が動く」となる。
例文
- 試合の進行とともに彼はテレビの前で一喜一憂した。
- 成績に一喜一憂しては疲れてしまうよ。
- 彼女はめったに怒らないがいつも一喜一憂している。