「情けは人のためならず」とは、情けはその人だけでなく自分のためにもなるという意味。
日本のことわざで最も紛らわしいことわざ。情けは親切や同情のことで、親切や同情を他人にふりまくことは、その人のためにもなるが、めぐりめぐって自分のためにもなるということを言っています。
「人のため」+「ならず」とあるので、人のためにならないと聞こえますが、人のためにならないという意味は持っていない。正直このことわざを広めた人たちが憎らしい。
「情けは人のためならず」は因果応報をいい方向から言ったもので、これを悪い方向から言うと「自業自得」となります。
英訳
「情けは人のためならず」は英語で次のようにいいます。英語版はまったく紛らわしくない。
One good turn deserves another.
turn 行動
deserve 値する
因果応報は英語で次のようにいいます。
What goes around comes around.