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© Rollpie
天衣無縫は「てんいむほう」と読み、自然で飾り気のないさまをいう。
語源は古代中国の会談を集めた『霊怪録』に出てくる「天衣無縫」にある。天からやってくる人の衣には縫い目がないというくだりから。
これはもともと、詩や文の美しさが人工的な技巧でなく飾り気のない自然なさまであることを意味した。それが文学の領域を超えて人の態度や気質についての表現となった。