亜鉛イオンに水酸化物イオンが 4 つ配位した錯イオンである。水酸化亜鉛は両性水酸化物で、酸にも強塩基にも溶ける。過剰の水酸化ナトリウム水溶液に溶けるときにできるのがこの錯イオンである。
配位数は 4 で、立体構造は正四面体形である。全体では 2- の陰イオンになるので、名前は金属の部分を「酸イオン」と読む。配位子が水酸化物イオンであることは「ヒドロキシド」が表す。
水溶液は無色である。亜鉛は過剰のアンモニア水にも溶けてテトラアンミン亜鉛(II)イオンになるので、強塩基とアンモニア水のどちらでも沈殿が溶ける。アルミニウムはアンモニア水には溶けないので、ここが 2 つの見分けになる。