20日完成スピードマスター倫理問題集の効果的な使い方
『20日完成スピードマスター倫理問題集』は倫理の問題集です。受験生からスピマスと呼ばれるシリーズの一冊ですが、倫理版はあまり有名ではありません。
スピードマスターというタイトル通り、短い期間で倫理を網羅的に勉強できます。
項目 | 評価 |
---|---|
使いやすさ | ★★★ |
詳しさ | ★★★ |
おすすめ | ★★★ |
レベル | 初級~中級 |
対象 | 高1〜高3 |
内容と構成
本書は倫理のすべての分野を網羅しており、やや細かい点まできちんとおさえています。構成は教科書と同じように古代ギリシアから始まり実存主義、現代の環境・人文問題まで続いています。
問題はすべて当サイトの倫理問題集と同様、単語の穴埋め形式となっています。選択問題や記述問題はまったくないことに注意。
各単元は解説と問題から構成されており、解説ページのキーワードは赤いシートで消えるように印字されています。ただし解説ページは教科書のように細かくきちんと説明しているわけではないため、メインはあくまで問題です。
効果的な使い方
倫理を初めて学ぶ人
おすすめしません。別の参考書で一通りの知識を身につけてから手にとってください。
倫理がある程度わかったような気がする人
ぜひおすすめします。使い方は1日1単元。全部で20単元あるので20日で終わります。ただ倫理はあくまでセンターの一科目にすぎないため、電車の中や昼休みなど空いた時間にちょこちょこやる感じでいいですね。
倫理がそこそこわかってきた人
倫理がわかってきてセンターでも40点くらいはとれるという方は、自分の苦手とする分野を見つけて、そこだけをこの問題集からピックアップして解いてください。ある程度の知識があるのにこの本を一から手をつけるのは時間の無駄です。例えば青年期が苦手であれば青年期だけを解くなど。
倫理はもうだいじょうぶという人
本書は必要ありません。ただしセンター直前に抜けがないかどうかのチェック冊子として使うことはできます。