星も生物と同じように生と死があります。星の一生は「星間分子雲」というチリが雲のように集まったところから始まります。
雲の中で、一部の物質が集まりはじめます。それはやがて大きくなり、周りの物質を次々にひきよせてもっと大きくなっていきます。それは長い時間をかけて「原始星」となります。
原始星から星へ
原始星は成長し、太陽のような「恒星」になります。
恒星は自ら光を発する星で、重さによって寿命がある程度決まります。
年をとって赤色巨星へ
星は年をとります。年をとると大きくなって、色が赤くなっていきます。
十分に大きくなった赤い星を「赤色巨星」といいます。オリオン座のベテルギウスは赤色巨星です。
超新星爆発
風船をどんどん膨らませると、いつかパン!と破裂しますね。同じように赤色巨星もどんどんふくらんでいくと、あるとき爆発します。
これを星の「超新星爆発」といいます。ベテルギウスもいつか爆発すると考えられています。
ブラックホールへ
爆発後、ブラックホールが生まれることがあります。ブラックホールはいわば「星の死」です。
以上、星の生まれてから死ぬまででした。
実は他にもいろいろな成長と「死」があります。ブラックホールにならず、中性子星という星になるタイプもあります。