構成元素
地殻 O Si Al Fe Ca Na
大気 N O Ar CO2
人間 O C H N Ca P S K Na
地殻を構成する元素
- O
- Si
- Al
- Fe
- Ca
- Na
Siはケイ素。単体は非金属なのに灰色の金属光沢を持つ。構造はダイヤモンドと同じで融点が極めて高い。単体ではほとんど存在せず、二酸化ケイ素(水晶やケイ砂)として存在する。
Alはアルミニウム。ボーキサイトをバイヤー法によってアルミナ(酸化アルミニウム)にした後、融解塩電解によってアルミニウム単体を取り出す。
融解塩電解では融点を下げるために氷晶石(Na3AlF6)が用いられる。両性元素(Zn、Pb、Sn、Al)の一つで、酸とも塩基とも反応して水素を発生させる。Fe2O3と一緒に加熱すると酸化還元反応(テルミット反応)が起きると同時に大量の熱が放出される。この熱で鉄が溶けることから溶接現場で用いられる。
大気を構成する元素
- N
- O
- Ar
- CO2
Nは窒素。植物に必要な三大要素(N、P、K)の一つ。窒素は葉や茎の成長に必要で、少ないと葉の緑色が薄まる。過剰に与えると病虫害になりやすくなる。
人間を構成する元素
- O
- C
- H
- N
- Ca
- P
- S
- K
- Na
人間の体の7割は水、残りも大半はタンパク質とアミノ酸でできているため、水素、酸素、炭素の3元素だけで体重のほとんどを占める。カルシウム~リンまではkg単位で存在するが、それ以下はg単位でしか存在しない。