有機化学
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カルボン酸とは、COOH基を持つ有機物のことです。COOHをカルボキシル基といいます。酢酸はカルボン酸の1つです。
カルボン酸は水に溶けます。酸という文字がついているように酸性です。酸の強さは、炭酸より強く、塩酸より弱い。
カルボン酸はアルコールと反応してエステルになります。
アセチレンは三重結合をもつアルキン。炭化カルシウム(カーバイド)に水を加えてつくる。酢酸を付加すると酢酸ビニルになる。
エステルは COO という構造を持つ、カルボン酸とアルコールが結合した物質。エステルは水にほとんど溶けず、ジエチルエーテルなどの有機溶媒には溶ける。
飽和脂肪酸はトランス型の直線形で、不飽和脂肪酸はシス型…オレイン酸は 18:1(9) と表す。18はオレイン酸全体の炭素数、1は二重結合の数、9は二重結合の位置を示す。
ヒドロキシ基のある有機化合物をアルコールという。アルコールは、ヒドロキシ基が1つであれば1価、2つであれば2価、3つであれば3価と分類される…アルコールとカルボン酸は反応してエステルになるが、グリセリンと3つのカルボン酸がエステル化した分子を油脂という。
炭化水素はメタンやベンゼンなどの炭素と水素の化合物で、単結合のみの炭化水素を飽和炭化水素、二重結合や三重結合が含まれる炭化水素を不飽和炭化水素といいます。
乳酸と光学異性体(L乳酸とD乳酸)の構造。乳酸はカルボン酸の1つで、不斉炭素原子をもつ。
COの構造をもつ有機化合物をケトンという。ケトンの1つにアセトンがある。ケトンは第二級アルコールを酸化したもので、基本的にそれ以上は酸化されない。
グリセリンは3つの炭素に3つのヒドロキシ基がついた分子。ヒドロキシ基とカルボキシ基は反応してエステルになるが、グリセリンと3つのカルボン酸が反応すると油脂になる。
高校化学の有機化学のまとめページ。アルデヒドやケトンなどの官能基、油脂、ベンゼン環、フェノールやサリチル酸、ナイロンやビニロンなどの高分子。
カルボン酸とはCOOHのカルボキシ基をもつ物質のこと。酢酸はカルボン酸の一つで、他にギ酸やオレイン酸などがある。
酢酸のCOOHやメタノールのOHといった特定の結合を官能基という。官能基はその有機化合物の性質に大きな影響を与える。例えばCHO(アルデヒド基)をもつ物質は酸化されやすい。