火山の下にはどろどろしたマグマがあります。マグマが上昇して地表に漏れることを噴火といいます。
噴火すると煙と溶岩が出てきます。上図の山を流れているものは溶岩です。煙と溶岩を合わせて火山噴出物です。
火山噴出物=煙+溶岩
煙には大量の灰が含まれることがあり、これを火山灰といいます。
火山の形
火山はその傾斜の度合いによってマグマの性質が変わります。中学理科では、火山の形を雲仙普賢岳とマウナロアに分けています。
火山 | 傾斜 |
---|---|
雲仙普賢岳 | 傾斜が急 |
マウナロア | 傾斜がゆるやか |
雲仙普賢岳は「おわんをひっくり返した」形であり、マウナロアはひらべったい形です。
雲仙普賢岳
マウナロア
マウナロアはハワイにある島(火山)。
火山の形とねばりけ
雲仙普賢岳のような傾斜が急な火山では、マグマはねばっこい。逆にマウナロアのようなひらべったい火山では、マグマのねばりけが少ない。
火山 | ねばりけ |
---|---|
雲仙普賢岳 | ネバネバ |
マウナロア | ねばっこくない |
火山の形と噴火
噴火状況に左右されるものの、雲仙普賢岳のような火山は激しく噴火します。逆にマウナロアのような火山の噴火はそれほど激しくない。
噴火物は、雲仙普賢岳では白っぽく、マウナロアでは黒っぽい。
雲仙普賢岳とマウナロアの違いのまとめ
要点 | 雲仙普賢岳 | マウナロア |
---|---|---|
傾斜 | 急 | ゆるやか |
マグマ | ネバネバ | ねばっこくない |
噴火 | 激しい | 激しくない |
噴火物 | 白っぽい | 黒っぽい |
噴火や噴火物の性質はマグマのねばりけが関係しています。