主語が疑問詞になる疑問文 Who made this? / What happened? の語順|中学英語

英語の疑問文では通常、主語と動詞の語順が入れ替わります。しかし、疑問詞そのものが主語になる場合は語順が変わりません。Who made this?(誰がこれを作ったの?)や What happened?(何が起きたの?)のように、疑問詞がそのまま主語の位置に収まるため、平叙文と同じ「主語 + 動詞」の語順になります。

普通の疑問文との語順の違い

疑問詞が目的語や補語を聞いている場合は、主語と動詞が入れ替わります。一方、疑問詞が主語そのものを聞いている場合は入れ替わりません。

疑問詞が目的語(語順が変わる)

What did you make?(あなたは何を作ったの?)— you が主語、what は目的語。

疑問詞が主語(語順が変わらない)

Who made this?(誰がこれを作ったの?)— who が主語。did は不要。

Who made this? に対して Who did make this? としてしまうのはよくある間違いです。疑問詞が主語のときは do / does / did を入れる必要がありません。

なぜ語順が変わらないのか

英語の疑問文で語順が変わるのは、主語を聞いていないからです。What did you buy? では主語(you)がすでにわかっているため、疑問文の語順にして「何を?」を聞いています。

ところが Who bought this? では、聞きたいのが主語そのものです。主語の位置にそのまま疑問詞を入れれば文が成立するため、語順を変える必要がありません。

Tom bought this. → Who bought this?
トムがこれを買った。→ 誰がこれを買ったの?
Something happened. → What happened?
何かが起きた。→ 何が起きたの?
Someone called you. → Who called you?
誰かがあなたに電話した。→ 誰があなたに電話したの?

平叙文の主語部分をそのまま疑問詞に置き換えるだけ、と考えるとわかりやすくなります。

Who が主語になるパターン

Who が主語になる疑問文は、「誰が〜したのか」を聞く場面で使います。

Who broke the window?
誰が窓を割ったの?
Who lives in this house?
誰がこの家に住んでいるの?
Who told you that?
誰があなたにそれを言ったの?
Who wants ice cream?
誰がアイスクリームほしい?
Who wrote this letter?
誰がこの手紙を書いたの?

現在形の場合、Who の後ろの動詞には三人称単数の s がつきます。Who lives …? や Who wants …? のように、答えが一人の想定で動詞を活用するのが原則です。ただし、答えが複数になりうる場面でも同じ形を使うのが普通です。

Who want ice cream? ではなく Who wants ice cream? が正しい形です。文法的には who を三人称単数として扱うのが標準ですが、口語では Who are going? のように複数扱いする例も見られます。

フォーマルな文法では単数扱いが原則だが、くだけた会話では柔軟に使われることがある。

What が主語になるパターン

What が主語になる疑問文は、「何が〜したのか」「何が〜なのか」を聞くときに使います。

What happened yesterday?
昨日何が起きたの?
What caused the problem?
何がその問題を引き起こしたの?
What makes you happy?
何があなたを幸せにする?(何が嬉しいの?)
What comes after spring?
春の次に何が来る?
What fell off the table?
テーブルから何が落ちたの?

What happened? は日常会話で非常によく使われる表現です。「何が起きたの?」「どうしたの?」という意味で、状況を聞くときの第一声として定着しています。

Who / What が目的語になる場合との比較

同じ Who や What でも、主語を聞いているのか目的語を聞いているのかで文の形がまったく変わります。

疑問文疑問詞の役割do/does/did
Who called you?主語不要
Who did you call?目的語必要
What broke?主語不要
What did you break?目的語必要

見分け方はシンプルです。疑問詞の後ろにすぐ動詞が来ていれば主語パターン、疑問詞の後ろに did + 主語が来ていれば目的語パターンです。

Who invited Tom? — Sarah invited Tom.
誰がトムを招待したの? — サラがトムを招待した。
Who did Tom invite? — Tom invited Sarah.
トムは誰を招待したの? — トムはサラを招待した。

この 2 つの文は使っている単語がほぼ同じですが、聞いている内容がまったく違います。Who invited Tom? は招待した人を聞いており、Who did Tom invite? は招待された人を聞いています。

Which が主語になるパターン

Which も主語として使えます。「どちらが〜か」「どれが〜か」を聞く場面で登場します。

Which costs more, A or B?
A と B、どちらが高い?
Which team won the game?
どちらのチームが試合に勝ったの?
Which bus goes to the station?
どのバスが駅に行きますか?

Which は選択肢がある場面で使われるため、or を使った選択疑問文と組み合わせることも多い表現です。

答え方

主語を聞く疑問文に対しては、主語を答えるだけで成立します。

Who made this cake? — My sister did.
誰がこのケーキを作ったの? — 姉が作った。
What happened? — The power went out.
何が起きたの? — 停電した。
Who won the race? — Tanaka won.
誰がレースに勝ったの? — 田中が勝った。
Which is cheaper? — This one is.
どっちが安い? — こっちです。

My sister did. の did は made の繰り返しを避けるための代動詞です。My sister made it. と答えることもできますが、会話では短い形がよく使われます。

「誰がこの窓を割ったの?」を英語にすると正しいのはどれですか?

  • Who broke this window?
  • Who did break this window?
  • Who did broke this window?
  • Who was broke this window?
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疑問詞 who が主語なので、語順は変わりません。Who broke this window? が正しい形で、did は不要です。

Who did you meet yesterday? と Who met you yesterday? の違いとして正しいのはどれですか?

  • どちらも同じ意味
  • Who did you meet は「あなたが会った相手」を聞き、Who met you は「あなたに会いに来た人」を聞いている
  • Who did you meet のほうがカジュアル
  • Who met you は文法的に間違い
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Who did you meet …? は who が目的語で「誰に会った?」、Who met you? は who が主語で「誰があなたに会った?」という異なる質問です。