| 人 | 思想 |
|---|---|
| 安藤昌益 (あんどう・しょうえき) |
「自然真営道」 万人直耕 |
| 石田梅岩 (いしだ・ばいがん) |
「都鄙問答」 心学 知足安分 |
| 井原西鶴 (いはら・さいかく) |
「好色一代男」 |
| 富永仲基 (とみなが・なかもと) |
加上(かじょう) |
| 西川如見 (にしかわ・じょけん) |
町人の人生について |
| 二宮尊徳 (にのみや・そんとく) |
天道と人道 分度と推譲 |
| 三浦梅園 (みうら・ばいえん) |
条理学 |
| 山片蟠桃 (やまがた・ばんとう) |
無鬼 |
カッコ内は主著
安藤昌益
すべての人がみずから農耕するさま(万人直耕)を理想として、農民から生産物を吸いあげる武士などの階級を批判した。安藤昌益は社会のあり方として二つあげている。
自然世|すべての人が自給自足する社会
法世|武士などの階級が農民を支配する封建社会
主著「自然真営道」などを通して法世を批判し、自然世を理想と唱えた。また神道、仏教、儒教などの思想を批判した。
石田梅岩
「商人の買利は士の禄に同じ」と唱えて商人の経済活動を肯定しつつ、商人のとるべき姿勢として知足安分、正直、倹約をあげた。知足安分とは、利益をむさぼらず、自分の身をわきまえること。
石田梅岩はこれらの思想を心学(石門心学)という形で説いた。
二宮尊徳
社会は天道(自然の働き)と人道(人間の働き)からなり、両方がうまく合わさって農業が生まれるとした。
正しい人道とは、分度と推譲の実践である。分度とは自分の経済力に合った生活をすること。推譲とは余剰の利益を他人に譲ること。