LaTeX の \overleftarrow と \overrightarrow

式の上に矢印を付けるには \overleftarrow\overrightarrow を使います。ベクトルや方向を示すときに便利です。

\overrightarrow の基本

\overrightarrow は右向きの矢印を式の上に付けます。

\overrightarrow{AB}

点Aから点Bへ向かうベクトルを表すときによく使います。

\overleftarrow の基本

\overleftarrow は左向きの矢印を式の上に付けます。

\overleftarrow{AB}

逆向きのベクトルや、ある方向への操作を示すときに使えます。

双方向の矢印

\overleftrightarrow を使うと、両方向の矢印を付けられます。

\overleftrightarrow{AB}

直線を表すときに使われることがあります。

幾何学での使い方

幾何学では、ベクトルと線分を区別するために矢印の有無を使い分けます。

\overrightarrow{AB}

AからBへのベクトル(向きあり)

\overline{AB}

線分AB(向きなし)

複数文字でも使える

長い式にも矢印を付けられます。

\overrightarrow{ABC}

矢印は自動的に式の幅に合わせて伸びます。

\vec との違い

1文字のベクトルには \vec を使うことが多いです。

\vec{a}

のように1文字の上に短い矢印

\overrightarrow{a}

のように長めの矢印

1文字なら \vec、複数文字(点の組み合わせなど)なら \overrightarrow と使い分けるのが一般的です。

物理での例

物理学で力や速度のベクトルを示す例です。

\overrightarrow{F} = m\overrightarrow{a}

矢印記号を使うことで、スカラー量とベクトル量を視覚的に区別できます。