LaTeX の \stackrel コマンド

\stackrel は記号の上に小さい文字を載せるコマンドです。定義や条件付きの等号を表すときに使われます。

基本的な使い方

\stackrel{上}{下} の形式で書きます。上に載せる文字が第1引数、ベースとなる記号が第2引数です。

A \stackrel{\text{def}}{=} B

「AはBと定義される」という意味になります。

定義の等号

定義を示す記法としてよく使われます。

f(x) \stackrel{\text{def}}{=} x^2 + 1

条件付きの等号

ある条件のもとで等しいことを示す例です。

\sin^2 x + \cos^2 x \stackrel{!}{=} 1

「!」は「要確認」や「強調」の意味で使われることがあります。

記号以外にも使える

等号だけでなく、任意の記号の上に文字を載せられます。

A \stackrel{f}{\to} B

写像fによってAからBへ移ることを表しています(ただし、この用途には \xrightarrow のほうが適切なことが多いです)。

疑問の等号

等しいかどうか確認が必要なことを示す例です。

x \stackrel{?}{=} y

\overset との比較

同様の機能を持つ \overset もあります。

\stackrel

のように上の文字が小さめ、伝統的な書き方

\overset

のように上の文字を配置、より汎用的

どちらを使っても似た結果になりますが、\overset のほうが新しいコマンドで、\underset との対称性もあります。

\stackrel は定義や特殊な等号を示す場面で活躍します。