目標の pH と総濃度と液量を入れると、量り取る試薬の量が出ます。2 試薬を混ぜる方式と、1 試薬を強酸・強塩基で滴定する方式のどちらでも組めて、水和物ちがいまで含めた現物から選べます。ストックの濃度を入れれば、質量ではなく取る体積で出ます。
右上のパネル名で、パネルを開いたり閉じたりします。ヘッダーを掴むとパネルを動かせます。パネルどうしと画面の端に吸い付き、端にぴったり付いたパネルはその辺の角丸が落ちます。タイトルをダブルクリックすると、移動式と、右上に 1 枚だけ出す固定式が入れ替わります。
計算は、多塩基酸の物質収支と電荷収支を水の自己解離まで入れて解いています。Henderson–Hasselbalch の近似は使いません。イオン強度の補正は Davies 式 log γ = −A z²(√I/(1+√I) − 0.3 I) で、pH は活量、緩衝種は濃度として扱う混成定数 pKa′ = pKa + D(2z − 1) を使います(z は共役酸の電荷)。温度は pKa(T) = pKa(25 °C) + (dpKa/dT)(T − 25) で直し、A(T) は Malmberg–Maryott の比誘電率式、pKw(T) は Harned–Owen 式です。緩衝能は β = C·dn̄/dpH + 2.303([H⁺] + [OH⁻]) です。
色の帯の白いところが pKa ± 1 で、緩衝液が実際に効く範囲です。その外では緩衝能がほとんどないので、実効 pKa が目標の pH に近い系を選んでください。pH に適する系の一覧は、その隔たりの近い順に並びます。
dpKa/dT は文献の代表値で、実測とは 10〜20 % ずれることがあります。最終的な pH は必ず pH メーターで確認して微調整してください。