SVOC で使う動詞(call, make, name など)|中学英語

第5文型 SVOC は「S が O を C にする/と呼ぶ」という意味を持つ文型だ。ポイントは O=C の関係が成り立つこと。この文型を使いこなすには、どんな動詞が SVOC をとるかを知っておく必要がある。

SVOC の基本構造

SVOC では、目的語(O)と補語(C)の間に「O は C だ」というイコール関係がある。

We call him Ken.
私たちは彼をケンと呼ぶ。
She made me happy.
彼女は私を幸せにした。

最初の文では him = Ken、2番目では me = happy という関係が成り立っている。この「O=C」の関係こそが SVOC の核心だ。

call:「O を C と呼ぶ」

call は SVOC の代表格で、「〜を…と呼ぶ」という意味になる。日常会話でもテストでも最も頻繁に出てくる。

We call the dog Pochi.
私たちはその犬をポチと呼ぶ。
Everyone calls her a genius.
みんなは彼女を天才と呼ぶ。
Please call me Taku.
タクと呼んでください。

call は C に名詞が来るのが特徴だ。名前やあだ名、称号などを C に置くパターンが多い。

make:「O を C にする」

make は「〜を…の状態にする」という意味で SVOC をとる。C には形容詞が来ることが多い。

The news made everyone surprised.
そのニュースはみんなを驚かせた。
This song makes me sad.
この曲は私を悲しくさせる。
Exercise will make you healthy.
運動はあなたを健康にしてくれる。

make は SVOC のなかで最も使用頻度が高い動詞のひとつだ。C に形容詞を置いて「感情や状態の変化」を表すのが典型的なパターンで、日本語の「〜させる」に近い感覚で使える。ただし、make+O+動詞の原形という使役の用法もあり、これは高校英語で本格的に扱う。

make me laugh(私を笑わせる)のように、C に動詞の原形が来る形。中学では発展的な内容。

name:「O を C と名づける」

name は call と似ているが、「名前をつける」というニュアンスがある。

They named the baby Sakura.
彼らはその赤ちゃんをさくらと名づけた。
We named our cat Tama.
私たちは猫をタマと名づけた。

name は call と違い、「初めて名前をつける」場面で使われることが多い。すでに名前がある人に対して使うのは不自然だ。

keep:「O を C の状態に保つ」

keep は「〜を…のままにしておく」という意味で SVOC をとる。

Please keep the room clean.
部屋をきれいにしておいてください。
He kept the door open.
彼はドアを開けたままにしておいた。

keep の C には形容詞が来る。make が「変化させる」のに対して、keep は「維持する」というニュアンスの違いがある。

SVOC をとる主な動詞の整理

動詞意味C に来るもの
call〜と呼ぶ名詞
make〜にする形容詞
name〜と名づける名詞
keep〜のままにする形容詞
C に名詞が来る動詞

call と name は C に名前や称号などの名詞を置く。「呼び名をつける」系の動詞。

C に形容詞が来る動詞

make と keep は C に形容詞を置く。「状態を変える・保つ」系の動詞。

SVOC と SVO の見分け方

SVOC かどうか迷ったら、O=C が成り立つか確認するのが一番確実だ。

文を見る

O と C を取り出す

「O は C だ」が成り立つか確認

成り立てば SVOC

たとえば We call him Ken. なら「him は Ken だ」が成り立つので SVOC だとわかる。一方、I gave him a book. は「him は a book だ」が成り立たないので SVOO になる。

よくある間違い

SVO と混同する

I made a cake.(ケーキを作った)は SVO。I made her happy.(彼女を幸せにした)は SVOC。同じ make でも文型が違う点に注意。

SVOO と混同する

I call him every day.(毎日彼に電話する)は SVO。I call him Ken.(彼をケンと呼ぶ)は SVOC。call も意味によって文型が変わる。

まとめ

SVOC をとる動詞は数が限られているので、call、make、name、keep をまず確実に覚えよう。判断基準は「O=C が成り立つかどうか」の一点に尽きる。同じ動詞でも文型が変わると意味が変わることがあるので、文全体の構造を見て判断する癖をつけておきたい。