修飾語(M)は文型に含まれない|中学英語

英語の5文型を学ぶと、S(主語)、V(動詞)、O(目的語)、C(補語)の4つの要素が登場する。しかし実際の英文には、この4つのどれにも当てはまらない語句がたくさんある。それが修飾語(M = Modifier)だ。

修飾語(M)とは何か

修飾語とは、文の骨格には含まれないが、意味を補足する語句のことだ。場所、時間、理由、方法など、さまざまな情報を文に付け加える役割を持っている。

I study English every day.
私は毎日英語を勉強する。
She runs in the park.
彼女は公園で走る。

最初の文で every day は「いつ」という時間の情報を加えている。2番目の文で in the park は「どこで」という場所の情報を加えている。どちらも文型を判断するときには除外して考える。

なぜ M は文型に含まれないのか

文型は英文の骨格、つまり「誰が・何をした・何に・どんな状態か」という核心部分だけを抜き出したものだ。修飾語はその核心に追加情報を乗せているだけなので、取り除いても文の基本構造は崩れない。

文型の要素(SVOC)

なくなると文が成立しない。I study English. から English を取ると I study. となり、意味が変わってしまう。

修飾語(M)

なくなっても文は成立する。I study English every day. から every day を取っても I study English. で意味が通る。

この「取り除いても文が壊れないかどうか」が、文型要素と修飾語を見分ける最大の判断基準になる。

修飾語の種類

修飾語にはいくつかの種類がある。代表的なものを確認しよう。

場所を表す修飾語

in the park、at school、under the table など。「どこで」を補足する。

時間を表す修飾語

yesterday、every morning、at 7 o’clock など。「いつ」を補足する。

方法・様態を表す修飾語

slowly、carefully、with a pen など。「どのように」を補足する。

頻度を表す修飾語

always、often、sometimes など。「どのくらいの頻度で」を補足する。

これらはすべて、文の骨格を分析するときに除外する対象だ。

文型分析の実践

実際の文で修飾語を見抜く練習をしてみよう。

He plays soccer after school.
彼は放課後にサッカーをする。
She gave me a present yesterday.
彼女は昨日私にプレゼントをくれた。
I saw a beautiful bird in the garden this morning.
今朝、庭できれいな鳥を見た。

1文目は He(S) plays(V) soccer(O) + after school(M) で第3文型(SVO)。2文目は She(S) gave(V) me(O) a present(O) + yesterday(M) で第4文型(SVOO)。3文目は I(S) saw(V) a beautiful bird(O) + in the garden(M) this morning(M) で第3文型(SVO)になる。

修飾語をカッコで囲んで取り除けば、骨格がすっきり見えてくる。

修飾語と補語(C)を間違えやすいケース

修飾語と補語は混同しやすい。特に第2文型(SVC)の補語を修飾語だと勘違いするケースが多い。

She looks happy. の happy は?

She = happy が成り立つか確認

成り立つので C(補語)

第2文型 SVC

一方、She looks at the picture. の at the picture は「どこを」という情報を加えているだけで、She = at the picture は成り立たない。だからこれは修飾語(M)であり、文型は第1文型(SV)になる。

looks のように同じ動詞でも、後ろに来る語句によって文型が変わるケースがある。She looks happy. は SVC だが、She looks at the picture. は SV+M だ。動詞の後ろの語句がS=Cの関係を作っているかどうかで判断する。

S=C が成り立てば補語、成り立たなければ修飾語。

副詞と前置詞句

修飾語の正体は、文法的に言えば副詞や前置詞句であることが多い。

修飾語の形補足する内容
副詞slowly, always方法・頻度
前置詞句in the park, at noon場所・時間
副詞句every day, last week時間

これらが文中のどこに出てきても、文型分析ではすべて M として扱う。文頭に来ても、文の途中にあっても、文末にあっても同じだ。

よくある間違い

場所の前置詞句を文型に入れてしまう

I live in Tokyo. の in Tokyo を O だと思う人がいるが、live は自動詞なので目的語をとらない。in Tokyo は修飾語(M)であり、この文は第1文型(SV)だ。

時間の副詞を文型に入れてしまう

I played tennis yesterday. の yesterday を O だと思うのも間違い。yesterday は「いつ」を補足する修飾語であり、O は tennis だけ。第3文型(SVO)が正しい。

まとめ

修飾語(M)は文に追加情報を与える語句で、文型の SVOC には含まれない。「取り除いても文が成立するかどうか」で判断するのが最も確実な方法だ。場所、時間、方法、頻度を表す副詞や前置詞句は基本的にすべて修飾語だと考えてよい。文型分析では、まず M を取り除いて骨格を見るクセをつけることが大切だ。