LaTeX の \left と \right
数式の中で括弧を使うとき、中身のサイズに合わせて括弧を自動調整したい場面があります。\left と \right を使えば、括弧が自動的に適切なサイズになります。
基本的な使い方
\left を開き括弧の前に、\right を閉じ括弧の前に置きます。
\left( \frac{a}{b} \right)これをレンダリングすると次のようになります。
\left \right を使わない場合と比較してみましょう。
left / right なし
のように、括弧が小さいまま
left / right あり
のように、分数に合わせて括弧が大きくなる
様々な括弧との組み合わせ
\left \right は丸括弧以外にも使えます。
\left[ \frac{x}{y} \right]
\left\{ \frac{x}{y} \right\}
\left| \frac{x}{y} \right|角括弧、波括弧、絶対値記号のいずれも自動調整されます。波括弧は \{ \} とエスケープが必要な点に注意してください。
必ずペアで使う
\left と \right は必ずセットで使います。片方だけ書くとエラーになります。片側を省略したい場合は、\left. や \right. を使います(別記事で解説)。
% これはエラー
\left( \frac{a}{b}
% これは OK
\left( \frac{a}{b} \right)\left \right を覚えておくと、複雑な数式でも括弧のサイズを気にせず書けるようになります。