LaTeX の \middle コマンド

\middle\left\right の間に置く区切り記号で、括弧と同じサイズに自動調整されます。集合の条件を示す縦棒などで活躍します。

基本的な使い方

集合の内包表記では、要素と条件を縦棒で区切ります。

\left\{ x \middle| x > 0 \right\}

\middle| を使うことで、縦棒が波括弧と同じ高さに調整されます。

\middle を使わない場合との比較

単に | を書いただけでは、中身が大きくなっても縦棒は小さいままです。

\middle| あり

縦棒が括弧に合わせて伸びる

| のみ

縦棒が小さいまま

分数などが入ると差が顕著になります。

\left\{ \frac{a}{b} \middle| a, b \in \mathbb{Z} \right\}

縦棒以外にも使える

\middle は縦棒だけでなく、他の区切り記号にも使えます。

\left( a \middle/ b \right)

ただし、実用上は縦棒で使うことがほとんどです。

注意点

\middle は必ず \left\right の間で使う必要があります。単独では使えません。

% これはエラー
x \middle| y

% これは OK
\left. x \middle| y \right.

\left. \right. と組み合わせれば、外側の括弧を見えなくしつつ \middle を使うこともできます。

集合表記をきれいに書きたいときは \middle を覚えておくと重宝します。