LaTeX の \mathring コマンド

\mathring は文字の上に小さなリング(°)を付けるコマンドです。角度や初期値を表すときに使われます。

基本的な使い方

\mathring{a} で a の上にリングが付きます。

\mathring{a}

角度の表記

度(degree)を表すときに使うことがあります。

90\mathring{}

ただし、角度の度記号には ^\circ を使うほうが一般的です。

90^\circ

初期値の表記

物理学や工学で、初期状態の値を示すためにリングを使うことがあります。

\mathring{x} = x_0

初期位置や初期条件を表す記法です。

北欧の文字

スウェーデン語やノルウェー語の Å(オングストローム)を数学記号として使うときにも登場します。

\mathring{A}

長さの単位オングストローム(Å = 10^-10 m)として使われることがあります。

集合の内部

位相空間論では、集合の内部(interior)をリング記号で表すことがあります。

\mathring{A}

集合Aの内部、つまりAに含まれる開集合の和集合を意味します。

\circ との違い

\circ は独立した記号(関数合成など)、\mathring は上付きのアクセントです。

\circ

のように独立した演算記号

\mathring

のように文字の上に付くアクセント

f \circ g \quad \mathring{a}

使用例のまとめ

用途意味
初期値時刻 0 での値(初速度)
集合の内部位相的な内部
単位オングストローム

\mathring は特定の分野で決まった意味を持つので、文脈に合わせて解釈してください。