LaTeX の \breve と \check

\breve\check は、文字の上に弧形やチェック形の記号を付けるコマンドです。特定の分野で使われる特殊なアクセントです。

\breve の基本

\breve{a} で a の上に短音記号(˘)が付きます。

\breve{a}

上に凸の短い弧のような形です。

\check の基本

\check{a} で a の上にハーチェク(ˇ)が付きます。

\check{a}

下に凸のV字形です。

見た目の比較

\breve(ブリーブ)

のように上に凸の弧、「短音」を意味

\check(チェック)

のように下に凸、「ハーチェク」とも呼ぶ

言語学での使用

音声学や言語学では、母音の長短を区別するのにブリーブを使います。

\breve{a} \quad \bar{a}

が短母音、 が長母音を表します。

チェコ語・スラブ系言語の文字

チェック記号はチェコ語などスラブ系言語で多用されます。数学では、これらの言語の数学者の名前を表記するときに登場することがあります。

代数幾何学での使用

代数幾何学では、層(sheaf)の切断に関連して \check を使うことがあります。

\check{H}^n(X, \mathcal{F})

チェック・コホモロジーの表記です。

接続や関連構造

微分幾何学で、ある構造に関連する修正版や双対を示すときに使われることもあります。

\check{\omega}

使用頻度

\breve\check は日常的に使うアクセントではありません。

アクセント分野用途
\breve言語学短母音
\breve記号論理特殊演算子
\check代数幾何チェック・コホモロジー
\check微分幾何関連構造の表記

専門分野で特定の意味を持つことがあるので、見かけたときに意味を調べられるようにしておくと良いでしょう。