LaTeX の \dot と \ddot

\dot\ddot は文字の上に点を付けるコマンドです。物理学で時間微分を表すときによく使われます。

\dot の基本

\dot{x} で x の上に点が1つ付きます。

\dot{x}

\ddot の基本

\ddot{x} で x の上に点が2つ付きます。

\ddot{x}

時間微分の表記(ニュートン記法)

物理学では、時間微分をドットで表すニュートン記法が広く使われます。

記号意味読み方
x ドット
x ダブルドット

速度と加速度

位置 の時間微分は速度、2階微分は加速度です。

v = \dot{x}, \quad a = \ddot{x}

運動方程式

ニュートン記法を使った運動方程式の例です。

m\ddot{x} = F

質量 の物体に力 が働くときの加速度を表しています。

単振動の方程式

バネの振動を表す微分方程式です。

\ddot{x} + \omega^2 x = 0

ライプニッツ記法との比較

ニュートン記法

, のようにドット、時間微分に特化、コンパクト

ライプニッツ記法

, のように分数、何で微分したか明確

物理学では両方が使われますが、時間微分が明らかな文脈ではニュートン記法が好まれます。

3階以上の微分

3階以上の微分にはドット記法は使いにくいので、ライプニッツ記法を使うか、 のような表記を使います。

x^{(3)} = \frac{d^3x}{dt^3}

ドット記法は1階・2階微分に限定して使うのが一般的です。