受動態にできない動詞|中学英語

すべての動詞が受動態にできるわけではありません。受動態にできない動詞、しにくい動詞について整理しておきましょう。

自動詞は受動態にできない

受動態にできるのは目的語をとる他動詞だけです。目的語をとらない自動詞は、受動態にすることができません。

他動詞(受動態にできる)

目的語をとる動詞。例:make, break, eat, use など

自動詞(受動態にできない)

目的語をとらない動詞。例:go, come, happen, arrive など

たとえば go は「行く」という自動詞なので、「行かれる」という受動態は作れません。

The accident happened yesterday.
その事故は昨日起きました。
She arrived at the station.
彼女は駅に到着しました。

これらを「事故が起こされた」「彼女が到着された」のように受動態にすることはできないのです。

状態を表す動詞

have(持っている)、resemble(似ている)、fit(合う)など、状態を表す一部の動詞は受動態にしにくいものがあります。

have

「持っている」の意味では受動態にしません。I have a book. を A book is had by me. とは言いません。

resemble

「〜に似ている」は状態なので受動態にしません。She resembles her mother. を Her mother is resembled by her. とは言いません。

再帰的な意味の動詞

主語自身に動作が向かう意味を持つ動詞も、受動態にしないことが多いです。

The door opened.
ドアが開いた。
The ice melted.
氷が溶けた。

これらは「ドアが開かれた」「氷が溶かされた」と言うよりも、自然に起きた変化として表現するのが普通です。もちろん、誰かが意図的に行った場合は The door was opened by him. のように受動態にすることもあります。

目的語が必要な表現

受動態では元の目的語が主語になります。そのため、目的語がないと受動態は作れません。

能動態

Someone broke the window.(誰かが窓を割った)

受動態

The window was broken.(窓が割られた)

もし「誰かが割った」だけで目的語がなければ、何を主語にして受動態を作ればよいかわかりません。受動態を作るには、必ず能動態の文に目的語が必要です。

まとめ

受動態にできない・しにくい動詞を覚えておくと、英作文での間違いを防げます。基本的には「目的語をとる他動詞」だけが受動態にできると考えておきましょう。