感情・状態を表す受動態(interested, surprised など)|中学英語

英語には be interested in や be surprised at のように、「be + 過去分詞 + 前置詞」の形で感情や状態を表す表現がたくさんあります。これらは元々は受動態ですが、日常会話では形容詞のような感覚で使われています。

なぜ受動態で感情を表すのか

interest という単語は、もともと「〜に興味を持たせる」という意味の動詞です。つまり、主語が人に影響を与える方向の動詞になります。

能動態の発想

The movie interested me.(その映画が私に興味を持たせた)

受動態の発想

I was interested in the movie.(私はその映画に興味を持たされた → 興味があった)

日本語では「私は興味がある」と自分の気持ちを主語にして言いますが、英語では「何かが自分に興味を持たせる」と、原因が主語になるのが基本の発想です。そのため、人を主語にして気持ちを言いたいときは、受動態の形を使うことになります。

代表的な「感情・状態の受動態」

よく使われるものを前置詞とセットで覚えておくと便利です。前置詞まで含めて 1 つの表現として覚えるのがポイントになります。

表現意味前置詞
be interested in〜に興味があるin
be surprised at〜に驚くat
be excited about〜にワクワクするabout
表現意味前置詞
be pleased with〜に満足するwith
be disappointed in〜にがっかりするin
be worried about〜を心配するabout
表現意味前置詞
be satisfied with〜に満足するwith
be bored with〜に退屈するwith
be tired of〜に疲れる・飽きるof

これらの表現で特に注意したいのは、前置詞が表現ごとに異なる点です。interested には in、surprised には at というように、動詞と前置詞の組み合わせが決まっています。

-ed と -ing の使い分け

感情を表す動詞には、-ed 形と -ing 形の 2 つがあります。この使い分けは中学英語でも頻出のポイントです。

-ed 形(感情を受ける側)

I am interested in science.(私は科学に興味がある)

-ing 形(感情を引き起こす側)

Science is interesting.(科学はおもしろい)

-ed がつく形は「感情を感じている人」に使い、-ing がつく形は「感情を引き起こす物や事」に使います。人が主語なら -ed、物が主語なら -ing と覚えておくと、ほとんどの場合で正しく使えます。

The game was exciting.
その試合はワクワクするものだった。
The students were excited about the game.
生徒たちはその試合にワクワクしていた。
The news was shocking.
そのニュースは衝撃的だった。
We were shocked at the news.
私たちはそのニュースにショックを受けた。

ただし、人が主語でも -ing を使う場合がまれにあります。He is boring. と言うと「彼は(人を)退屈させる人だ」という意味になり、He is bored. なら「彼は退屈している」という意味です。主語が人であっても、その人が周囲にどんな印象を与えるかを言いたいときは -ing を使います。

前置詞を間違えやすいパターン

前置詞の選び方に明確な法則はなく、1 つずつ覚えるしかありません。ただ、間違えやすい組み合わせにはいくつかの傾向があります。

in を使うもの

be interested in(〜に興味がある)、be involved in(〜に関わっている)、be disappointed in(〜にがっかりする)のように、対象に深く入り込むイメージの表現は in を取ることが多いです。

at を使うもの

be surprised at(〜に驚く)、be amazed at(〜に感嘆する)のように、瞬間的な反応を表す表現は at を取る傾向があります。at はピンポイントで何かに反応するイメージです。

about を使うもの

be worried about(〜を心配する)、be excited about(〜にワクワクする)のように、ある事柄について漠然と感じる表現は about を取ることが多いです。

with を使うもの

be pleased with(〜に満足する)、be satisfied with(〜に満足する)、be bored with(〜に退屈する)のように、相手や物との関係のなかで感じる表現は with を使います。

練習問題

実際に使い分けを確認してみましょう。

「私はその本に興味があります」を英語にすると?

  • I am interesting in the book.
  • I am interested in the book.
  • I am interested at the book.
__RESULT__

人が主語で「興味を持っている」状態なので -ed 形の interested を使います。前置詞は in です。

「その映画はおもしろかった」を英語にすると?

  • The movie was interested.
  • The movie was interesting.
  • The movie was interest.
__RESULT__

映画は「興味を引き起こす側」なので -ing 形の interesting を使います。

「彼女はその結果にがっかりした」を英語にすると?

  • She was disappointed in the result.
  • She was disappointing in the result.
  • She was disappointed with the result.
__RESULT__

人が主語で「がっかりした」状態なので -ed 形を使います。result に対しては disappointed in が自然な組み合わせです。

まとめ

感情や状態を表す受動態は、英語の日常表現で非常によく使われます。もともとは受動態ですが、実際には形容詞に近い感覚で使われるため、「be + 過去分詞 + 前置詞」を 1 つのかたまりとして覚えるのが効果的です。-ed と -ing の使い分け、そして前置詞の組み合わせを意識して練習を重ねていくと、自然に使いこなせるようになります。

be interested in, be surprised at など、感情や状態を表す受動態の使い方を解説します。