道案内で使う英語表現 - Turn left, Go straight, It's on your right

海外で道を聞かれたとき、あるいは自分が道を尋ねたいとき、基本的な表現を知っているだけで対応力がまったく変わります。道案内の英語は使う語彙が限られているため、パターンさえ押さえれば比較的すぐに実践できる分野です。

道を尋ねるときの基本表現

まず、自分が道を聞く側の表現から確認します。見知らぬ人に話しかけるので、冒頭に Excuse me を付けるのがマナーです。

Excuse me, how do I get to the station?
すみません、駅にはどう行けばいいですか?
Excuse me, could you tell me the way to the post office?
すみません、郵便局への行き方を教えていただけますか?

how do I get to …? は最もシンプルで使いやすい聞き方です。could you tell me the way to …? はやや丁寧な表現で、どちらもあらゆる場面で通用します。

もう少しカジュアルに聞きたい場合や、目的地が近いかどうか見当がつかないときは、次のような聞き方もあります。

Is there a pharmacy around here?
この辺に薬局はありますか?
Do you know where the nearest ATM is?
一番近い ATM がどこにあるか知っていますか?

Is there … around here? は「この付近にあるかどうか」を確認する表現です。目的地の名前がわからないときや、特定の店舗ではなく種類だけ伝えたいときに重宝します。

方向を伝える基本フレーズ

道案内で最も頻繁に登場するのが「まっすぐ進む」「右に曲がる」「左に曲がる」の 3 つです。これだけで大半の道案内が成立します。

Go straight

まっすぐ進む。Go straight ahead とも言い、ahead を付けるとやや丁寧な響きになる。Go straight down this street のように「この通りをまっすぐ」と補足することも多い。

Turn right / Turn left

右に曲がる・左に曲がる。Turn right at the traffic light(信号を右に曲がる)のように、曲がるポイントを at で示すのが基本パターン。

It's on your right / It's on your left

「右手にあります」「左手にあります」。目的地の最終的な位置を伝えるときに使う。道案内の締めくくりとしてよく登場する表現。

これらを組み合わせるだけで、実用的な道案内が完成します。実際の会話では次のような流れになります。

Excuse me, how do I get to the library?
すみません、図書館にはどう行けばいいですか?
Go straight down this street for about two blocks. Then turn left at the traffic light. The library is on your right.
この通りをまっすぐ 2 ブロックほど進んでください。それから信号を左に曲がると、図書館は右手にあります。

ここで登場した block は、交差点から次の交差点までの 1 区画を指す単位です。アメリカでは道案内に頻繁に使われる概念で、two blocks は「2 区画分」を意味します。距離をメートルで説明するよりも、block を使ったほうが通じやすい場面が多いでしょう。

目印を使った案内表現

実際の道案内では、「曲がる場所」を具体的に伝えることが重要です。信号や建物などの目印を使うと、相手が迷いにくくなります。

Turn right at the second intersection.
2 つ目の交差点を右に曲がってください。
Go past the convenience store and turn left.
コンビニを通り過ぎて、左に曲がってください。
It's right next to the bank.
銀行のすぐ隣にあります。
It's across from the park.
公園の向かい側にあります。

go past は「〜を通り過ぎる」という意味で、目印となる建物を示しながら方向を伝えるのに便利な表現です。また、目的地の位置を伝えるときには next to(隣に)、across from(向かい側に)、between A and B(A と B の間に)といった前置詞句がよく使われます。

next to / across from

next to は「すぐ隣」、across from は「向かい側」。どちらも目的地の最終位置を示すときに使う。

on the corner of

「〜の角にある」。on the corner of Main Street and 5th Avenue のように、2 つの通りの交差点を指定する表現。

距離や時間の伝え方

どれくらい離れているのかを伝える表現も覚えておくと便利です。英語では距離そのものよりも、徒歩での所要時間で伝えることが多い傾向にあります。

It's about a five-minute walk from here.
ここから歩いて 5 分くらいです。
It's not far. Maybe a ten-minute walk.
遠くはありません。歩いて 10 分くらいでしょうか。
It's quite far. You should take a bus.
かなり遠いです。バスに乗ったほうがいいですよ。

a five-minute walk のように「数字 + minute + walk」でひとかたまりの名詞になります。このとき minute は単数形のままで、ハイフンでつなぐのが正式な書き方です。会話では It’s about five minutes on foot. という言い方も使われます。

距離が遠い場合は、素直にそう伝えて別の交通手段を勧めるのも親切な対応です。You might want to take a taxi.(タクシーに乗ったほうがいいかもしれません)のように提案すると、相手にとって実用的な情報になります。

道がわからないときの対応

道を聞かれたが自分も土地勘がない、というケースも当然あります。そんなときに使えるフレーズも押さえておきましょう。

Sorry, I'm not from around here.
すみません、この辺りの者ではないんです。
I'm not sure, but I think it's that way.
はっきりとはわかりませんが、あちらの方向だと思います。
You could try asking at that shop over there.
あちらのお店で聞いてみるといいかもしれません。

I’m not from around here. は「自分はこの土地の人間ではない」という定番の断り表現です。旅行中に道を聞かれた場合、これ一つで状況を説明できます。完全にわからなくても、方向に心当たりがあれば I think it’s that way.(あっちだと思います)と伝えるだけでも助けになります。

道案内でよく使う語彙

最後に、道案内に頻出する語彙をまとめます。これらの単語が聞き取れるだけでも、相手の説明をかなり理解しやすくなるはずです。

英語日本語
block区画two blocks ahead
intersection交差点at the next intersection
traffic light信号at the traffic light
英語日本語
crosswalk横断歩道cross at the crosswalk
sidewalk歩道walk along the sidewalk
roundaboutロータリーgo around the roundabout

道案内の英語は限られたパターンの組み合わせで成り立っています。Go straight、Turn right / left、It’s on your right / left の 3 つを軸に、目印と距離の情報を添える。このシンプルな構造を意識するだけで、海外での移動は格段にスムーズになります。