原形不定詞(to のない不定詞)|中学英語
ふつうの不定詞は to + 動詞の原形ですが、to を使わずに動詞の原形だけを使う場合があります。これを原形不定詞といいます。
原形不定詞を使う場面
原形不定詞は、おもに次のような動詞と一緒に使われます。
使役動詞(make, let, have)
知覚動詞(see, hear, feel, watch など)
help(to があってもなくてもよい)
これらの動詞のあとでは、to をつけずに動詞の原形を使います。
使役動詞 + 原形不定詞
make, let, have は「(人)に〜させる」という意味を表す使役動詞です。
My mother made me clean my room.
母は私に部屋を掃除させた。
Please let me know your answer.
あなたの答えを教えてください。
I had him carry my bag.
私は彼にカバンを運んでもらった。
make + 人 + 動詞の原形、let + 人 + 動詞の原形、have + 人 + 動詞の原形という形です。to をつけないので注意しましょう。
使役動詞のニュアンスの違い
make
強制的に「〜させる」。本人の意志に関係なく行わせるイメージ。
let
許可して「〜させる」。本人がしたいことを許すイメージ。
have
依頼して「〜してもらう」。お願いして行ってもらうイメージ。
The teacher made us write an essay.
先生は私たちに作文を書かせた。(強制)
My parents let me go to the concert.
両親は私をコンサートに行かせてくれた。(許可)
I had my brother help me with homework.
私は兄に宿題を手伝ってもらった。(依頼)
知覚動詞 + 原形不定詞
see, hear, feel, watch などの知覚動詞も原形不定詞を使います。
I saw him cross the street.
私は彼が通りを渡るのを見た。
She heard someone knock on the door.
彼女は誰かがドアをノックするのを聞いた。
I felt the ground shake.
私は地面が揺れるのを感じた。
知覚動詞 + 目的語 + 動詞の原形で「〜が…するのを見る/聞く/感じる」という意味になります。
help の場合
help は原形不定詞でも to 不定詞でも使えます。
He helped me carry the boxes.
彼は私が箱を運ぶのを手伝ってくれた。
He helped me to carry the boxes.
彼は私が箱を運ぶのを手伝ってくれた。
どちらも正しい文です。アメリカ英語では原形不定詞(to なし)がよく使われます。
受動態になると to が必要
make や知覚動詞が受動態になると、to 不定詞を使います。
能動態
She made me wait.(彼女は私を待たせた)
受動態
I was made to wait.(私は待たされた)
He was seen to enter the building.
彼はビルに入るのを目撃された。
We were made to stand in line.
私たちは列に並ばされた。
受動態では to が復活すると覚えておきましょう。
まとめ
使役動詞(make, let, have)は原形不定詞
知覚動詞(see, hear, feel など)も原形不定詞
受動態になると to が必要になる
to がつかないパターンをしっかり覚えて、正しく使い分けられるようにしましょう。