酸素は2周期16族の元素で、無色の気体。
さまざまな金属と結合して酸化物や錆になる。地殻中の元素の存在比で酸素は半分ほど占める。
地殻の構成成分
- 酸素
- ケイ素
- アルミニウム
酸素は豊富に存在するだけでなく、人体そのものにも社会にも必要な物質であるとわかる。
性質
性質 | 内容 |
---|---|
原子番号 | 8 |
周期表 | 2周期16族 |
原子量 | 16.00 |
分子量 | 32.00 |
常温状態 | 気体(無色) |
元素区分 | 典型非金属 |
製法
過酸化水素の分解(酸化マンガン触媒)
2H2O2→2H2O+O2(MnO2触媒)
塩素酸カリウムの分解(酸化マンガン触媒)
2KClO3→2KCl+3O2(MnO2触媒)
酸素の無声放電
3O2→2O3
化合物(酸化物)
酸素と結合した物質(酸化物)はそれぞれ異なる性質をもつ。
塩基性酸化物
陽性の強い金属との酸化物。水と反応して塩基を生じる。酸と反応して塩を生じる。
酸性酸化物
陰性の強い金属との酸化物。水と反応して酸を生じる。塩基と反応して塩を生じる。
名称 | 例 | 性質 |
---|---|---|
酸性酸化物 | P4O10SO2SO3SiO2 | 陰性非金属元素の酸化物。水と反応して酸になる。 |
塩基性酸化物 | Na2OMgO | 陽性金属元素の酸化物。水と反応して塩基になる。 |
両性酸化物 | Al2O3 | 両性元素の酸化物。 |