因数分解の手順【中学数学】

因数分解には複数の方法がありますが、正しい順序で試すことが大切です。ここでは、どの方法を使うかを判断する手順を整理します。

因数分解の基本手順

因数分解を行うときは、次の順番でチェックしていきます。

共通因数があるか確認

公式に当てはまるか確認

当てはまる公式で因数分解

さらに因数分解できないか確認

共通因数のくくり出しは、他のどの方法よりも先に行います。これを忘れると、因数分解が不完全になります。

具体的なフロー

を因数分解してみましょう。

まず共通因数を探すと、 が共通です。 となります。

次に、かっこの中 を見ると、「2 乗 引く 2 乗」の形なので と因数分解できます。

最終的な答えは です。

よくある間違い

共通因数を忘れて だけ答える。 が抜けている。

正しい手順

必ず共通因数を先にくくり出してから、公式を適用する。

公式の選び方

共通因数をくくり出した後は、式の形を見て公式を選びます。

項が 2 つで「2 乗 引く 2 乗」なら を使います。項が 3 つで「第 1 項と第 3 項が 2 乗、第 2 項が 2 倍の形」なら平方公式を使います。項が 3 つでそれ以外なら「足して・かけて」の方法を試します。

複合的な問題

を因数分解します。

共通因数 をくくり出すと です。 なので、 となります。答えは です。

因数分解できない場合

整数の範囲では因数分解できない式もあります。例えば は、中学数学の範囲では因数分解できません。

を因数分解した結果は?

__RESULT__

まず をくくり出して 。さらに なので、 です。