LaTeX で数式を枠で囲む(boxed)

数式を四角い枠で囲んで強調する方法を紹介します。最終的な答えや重要な公式を目立たせるのに便利です。

基本の使い方

\boxed コマンドで数式を枠で囲めます。

\boxed{E = mc^2}

amsmath パッケージに含まれているので、追加の読み込みは不要な場合が多いです。

インライン数式での使用

インライン数式でも使えます。有名な公式 のように書けます。

$\boxed{a^2 + b^2 = c^2}$

ただし、インラインでは枠が小さくなるので、ディスプレイ数式で使うほうが見やすいです。

複数行の数式を囲む

複数行にわたる数式を囲みたい場合は、\boxed の中に配列環境を入れます。

\boxed{
\begin{aligned}
x + y &= 5 \\
x - y &= 1
\end{aligned}
}

連立方程式の解をまとめて強調するときに使えます。

色付きの枠

色を変えたい場合は xcolor パッケージと fcolorbox を組み合わせます。

\usepackage{xcolor}
\fcolorbox{red}{white}{$E = mc^2$}

\fcolorbox{枠の色}{背景色}{内容} という形式です。数式モード内で使う場合は少し工夫が必要です。

empheq パッケージ

より高度な囲み表現には empheq パッケージが便利です。

\usepackage{empheq}

\begin{empheq}[box=\fbox]{align}
a &= b + c \\
d &= e + f
\end{empheq}

複数行の数式環境全体を囲めます。

実践例

物理の問題で最終回答を強調する例です。

定理の結論を目立たせる例です。

試験の解答用紙で答えを囲む習慣がありますが、それと同じ感覚で使えます。重要な式や最終結果を視覚的に区別することで、読者が要点を把握しやすくなります。