重積分

重積分は多変数関数の積分であり、面積や体積の計算に使われます。

二重積分の定義

有界閉領域 上の有界関数 の二重積分は、リーマン積分の拡張として定義されます。

を小さな長方形に分割し、各長方形での の値と面積の積の和をとり、分割を細かくしたときの極限が二重積分です。

は面積要素です。

累次積分(フビニの定理)

長方形領域 上では、二重積分を繰り返し積分として計算できます。

積分の順序を入れ替えても結果は同じです(フビニの定理)。

一般の領域での積分

, で表される領域のとき

極座標への変換

, と変換すると、面積要素は に変わります。

円や円環領域では極座標が便利です。

例:円板上の積分

上で を計算します。

変数変換(ヤコビアン)

一般の変数変換 , では

ヤコビアンは

です。極座標のヤコビアンは です。

三重積分

3変数関数 の三重積分は

と書きます。 は体積要素です。

球座標 では 、円柱座標 では となります。

例:球の体積

半径 の球 の体積は