偏微分の計算問題

偏微分の計算問題を通じて、多変数関数の微分の技術を身につける。

問題1:基本的な偏微分

について、, , を求めよ。

解答1

を定数とみなして で微分する。

を定数とみなして で微分する。

で微分する。

検算として も確認できる(Schwarzの定理)。

問題2:合成関数の偏微分

について、 を求めよ。

解答2

問題3:連鎖律

, のとき、 を求めよ。

解答3

連鎖律より

直接 とすれば , と一致する。

問題4:高階偏微分

について、 を求めよ。

解答4

これは波動方程式 の解ではなく、Helmholtz 方程式の形をしている。

問題5:勾配ベクトル

の点 における勾配ベクトル を求めよ。

解答5

勾配ベクトルは が最も急に増加する方向を指す。大きさ が最大の方向微分係数。

問題6:Laplacian

について、 を求めよ。

解答6

は調和関数()である。 の虚部が調和関数になることと対応する。

問題7:極値問題

の極値を求めよ。

解答7

第2式より 。第1式に代入して

停留点は

よって で極小値 を取る。