級数の収束判定

級数の収束判定は様々な判定法を使い分ける必要がある。各判定法の適用条件を理解することが重要である。

問題1:比較判定法

の収束・発散を判定せよ。

解答1

であり、 は収束(-級数、)。

比較判定法により は収束。

別解:部分分数分解で (望遠鏡和)より

問題2:比判定法(ダランベール)

の収束・発散を判定せよ。

解答2

比判定法により収束。

問題3:根判定法(コーシー)

の収束・発散を判定せよ。

解答3

根判定法により収束。

問題4:交代級数判定法(ライプニッツ)

の収束・発散を判定せよ。

解答4

とおく。

  • (単調減少)

ライプニッツの判定法により収束( に収束)。ただし絶対収束しない(調和級数は発散)。

問題5:比判定法が使えない場合

に比判定法を適用するとどうなるか。

解答5

比が に収束するので、比判定法では判定できない。

-級数 で収束するので、この級数は収束。

問題6:積分判定法

の収束・発散を判定せよ。

解答6

で正、連続、単調減少。

積分が発散するので、積分判定法により級数も発散。

問題7:絶対収束と条件収束

は絶対収束するか条件収束するか。

解答7

より収束。

したがって は絶対収束する。

問題8:組み合わせ

の収束・発散を判定せよ。

解答8

比判定法により収束。実際、

問題9: の比較

の収束・発散を判定せよ。

解答9

比判定法では判定できない。Stirling近似を使うと

は発散するので、この級数も発散。

問題10:複合的な判定

の収束・発散を判定せよ。

解答10

比判定法により収束。