統計学の基礎となる平均、分散、標準偏差の計算方法を、具体的なデータを使って練習します。公式を覚えるだけでなく、実際に手を動かして計算することで理解が深まります。
例題 1:平均の計算
あるクラス 5 人の数学のテスト点数が 72, 85, 68, 91, 74 点でした。平均点を求めてください。
平均は各データの合計をデータ数で割ることで求められます。
平均点は 78 点です。
例題 2:分散と標準偏差の計算
同じデータ 72, 85, 68, 91, 74 について、分散と標準偏差を求めてください。
まず各データと平均 78 との偏差を計算します。
偏差の二乗の合計は
母集団の分散として計算する場合は で割ります。
標本分散として計算する場合は で割ります。
標準偏差はそれぞれの平方根をとって、母集団の場合 、標本の場合 となります。
例題 3:計算の工夫
分散の計算には別の公式もあります。
同じデータで確認してみましょう。二乗の平均は
したがって
となり、先ほどと同じ結果が得られました。データ数が多いときはこちらの公式が計算しやすい場合があります。