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2 倍角と 3 倍角の公式は加法定理から導ける

加法定理の で、 を に替えます。

右辺は となり、同じ項が 2 つ並ぶ。

でも同じことをすると になります。加法定理に を入れれば、その場で書き直せる。

の 3 つの書き方

に を代入します。

を入れると 。

のほうを入れれば になる。

3 つとも同じ値です。違うのは、どの関数だけで書かれているか。

形含まれるもの向いている場面
両方定義に近い形のまま使う
だけ の値が分かっているとき
だけ の値が分かっているとき
canvas: 式は呼び出しにそのまま書いてください。この引数は焼けません -> drawMath(… faceMath[index] …)

しか分かっていない場面で を選ぶと、 を先に求める手間が増える。

を選べば と 1 行で終わる。3 つある意味はここにあります。

の 2 倍角

に を入れる。

分母が になる のときは使えません。 なら で、 を定義できない。

なら 。

3 倍角は に割る

を と見て、加法定理をあてます。

と を入れる。

となり、 でさらに だけにします。

係数の と がいれかわり、符号も逆になる。 は 、 は 。

で確かめます。左辺は 、右辺は で、両辺が合う。

は、 の 3 次式 になっています。

とすると なので 。 が満たす 3 次方程式です。

例 1: の鋭角

を鋭角とします。まず を求める。

は だけの形を使います。

は 。

検算します。

の と が単位円に乗っているため、値は正しい。

次数を下げる向きにも使う

を について解きます。

左辺は 2 次、右辺は 1 次。角は 2 倍になりますが、次数は下がりました。

のグラフもこの形で読めます。 なので、周期は と同じ 。

を中心に、振れ幅 で上下する。 の周期 が、2 乗すると半分になる。

3 倍角も同じ向きに使える。 を について解く。

3 次が 1 次の和になりました。

倍角の向き

の式から や を導く。角が大きくなり、次数は下がらない

次数下げの向き

の 2 乗や 3 乗を、 や の 1 次式に直す

数値を入れて形を分ける

と は別のものです。 で試すと、 に対して 。

と は、 で分けられます。、 を入れる。

前者は 、後者は 。どちらも と合います。

符号を逆にした を試すと になり、ここで外れる。 で符号の向きが分かります。

のとき、 はどれですか。

__RESULT__

が分かっているので を選びます。 です。 は を計算した値で、公式ではありません。

のとき、 はどれですか。

__RESULT__

に入れます。 です。 を満たす鋭角は で、 とも一致します。

同じ角を入れれば 2 倍角、 に割れば 3 倍角。どちらも加法定理まで戻れば導けます。

加法定理の $\beta$ に $\alpha$ を入れれば $\sin 2\theta = 2\sin\theta\cos\theta$ になります。$\cos 2\theta$ に 3 つの書き方がある意味は、手元にある値に合う形を選べる点にある。$\sin\theta = \dfrac{1}{3}$ しか分かっていないなら $1 - 2\sin^2\theta$ を選べば 1 行で終わります。3 倍角は $3\theta = 2\theta + \theta$ に割れば導けて、$\cos 3\theta = 4\cos^3\theta - 3\cos\theta$ からは $\cos 20^\circ$ が満たす 3 次方程式まで書ける。次数を下げる向きの使い方と、$\theta = 0$ や $\theta = 30^\circ$ で形を見分ける手も扱いました。