加法定理のくわしい証明

加法定理は三角関数の公式の中で最も重要なものの一つです。ここでは の証明から始めて、他の公式を導く流れを詳しく説明します。

の証明

単位円上に2点をとります。点 は角度 の位置、点 は角度 の位置にあるとします。

2点間の距離 を座標から計算すると

これを展開します。

を使って整理すると

一方、同じ距離を余弦定理で求めます。三角形 は原点)において、 なので

2つの式を比較して

が得られます。

の導出

の式で に置き換えます。 を使うと

となります。

の導出

という関係を使います。

ここで の公式を適用します。

なので

が得られます。

の導出

の式で に置き換えると

となります。

の加法定理の導出

に、すでに求めた公式を代入します。

分子と分母を で割ると

に置き換えれば の公式も得られます。