三角関数の置換テクニック(ワイエルシュトラス置換)

三角関数の計算や積分では、特殊な置換を使うと劇的に簡単になることがあります。ここでは代表的な置換テクニックを紹介します。

置換(ワイエルシュトラス置換)

とおくと、 がすべて で表せます。

この置換は万能で、 の有理式の積分に使えます。

なぜこうなるのか

のとき、半角の公式と を使って導けます。

の導出

より なので、 です。

適用範囲

が定義されない では使えません。

例題:積分への応用

を計算します。

とおくと、

置換

だけを含む式では が有効です。

より、 となります。

また です( の微分)。

使い分け

置換

の有理式に万能。計算は複雑になることも。

置換

のみの式、または の有理式に有効。

三角関数の有理化

分母に があるときは、 を掛けて有理化する方法もあります。

置換を使わなくても処理できることがあるので、式の形を見て判断しましょう。