れいわ・山本太郎氏、代表辞任し政界引退へ 党名変更と代表選も
2026年7月10日 06:43
れいわ新選組の山本太郎代表(51)は7月9日、東京都内で記者会見を開き、代表を辞任し、政界を引退すると表明した。理由として、2025年10月に犯した大幅な速度超過による道路交通法違反と、自身の健康問題を挙げた。会見で山本氏は速度違反を陳謝したうえで、代表辞任を明言した。
政党代表である私自身が大幅な速度超過をやってしまった。これは言い逃れできるものではありません、大変申し訳ありませんでした。私、山本太郎はれいわ新選組の代表を辞任します
ABEMA TIMES(会見詳報)
速度違反は、党の公式発表によれば2025年10月9日、大分市の東九州自動車道で、法定速度80キロのところを時速149キロで走行し、オービス(速度違反自動取締装置)に記録されたものだ。山本氏は2026年4月に罰金9万円の略式命令を受け、5月には90日間の運転免許停止処分となった。党は幹事長による厳重注意の処分を科したうえで、再発防止をこう約束していた。
本件を重く受け止めるとともに、法令遵守及び安全運転の徹底を改めて求め、再発防止に努める
れいわ新選組(山本太郎代表の道路交通法違反について)
健康面でも不安を抱えていた。山本氏は血液のがんである多発性骨髄腫の一歩手前と診断されたとして、2026年1月に参議院議員を辞職していた。代表職は続けていたが、その重責が体調をさらに悪化させるとの認識を示し、政界からの引退を決断した。
国会で活動する国政政党の代表、そして自分自身も国会議員を目指すという取り組みから山本太郎は引退します
ABEMA TIMES(会見詳報)
党への影響は大きい。れいわは後任を選ぶ代表選を7月17日告示、31日投開票の日程で実施し、新代表の選出後に党名を変更する方針を示した。あわせて執行部を解散し、大石晃子共同代表が離党を表明した。山本氏は党名変更にも踏み込み、創設者個人の名に依存した体制からの脱却を印象づけた。
2019年に山本氏が旗揚げしたれいわ新選組は、消費税廃止など積極財政を掲げ、街頭とインターネットを主戦場に議席を伸ばしてきた。その象徴だった創設者の退場は、党の理念と組織が「山本太郎」という個人を超えて自立できるかを問う。新代表の顔ぶれと新しい党名、そして次の国政選挙での戦い方が、今後の焦点となる。