米国の歌手マドンナの通算15作目となるスタジオ・アルバム『Confessions II』が、2026年7月3日にワーナー・レコードから発売され、英オフィシャル・アルバム・チャートで初登場1位となった。2005年の大ヒット作『Confessions on a Dance Floor』の正式な続編で、当時の共同制作者スチュアート・プライスと再び組んだ。全16曲を切れ目なくつないでいくノンストップのクラブ・セット構成で、原点であるダンス・ポップへの回帰作となる。

女性で史上初、5つの十年で首位

今作はマドンナにとって2012年『MDNA』以来14年ぶり、通算13作目の全英1位となった。オフィシャル・チャートによれば、米国出身の女性アーティストとしては史上初めて、1980年代から2020年代までの「5つの十年」すべてで首位に立った。全英1位アルバムの数ではエルヴィス・プレスリーと並び、歴代5位タイに入ったという。

Madonna becomes the first US female artist to earn Number 1 albums across five decades, as CONFESSIONS II earns her a 13th UK chart-topping record.

Official Charts

初週の売り上げは48,502ユニットで、過去14年で最大の週間セールスと報じられた。ストリーミングでも勢いは強く、発売日のSpotify再生回数は1300万回を超え、1980年代に登場したソロの女性アーティストとしては同サービス史上最大のデビューを記録した。オーストラリアやフランス、イタリア、オランダなどでも1位に立っている。米国のBillboard 200でも約10万ユニットで初登場1位が見込まれるが、正式な順位は7月中旬の発表を待つ段階だ。

「20年ぶりの最高作」との評価

批評家の反応もおおむね好意的だ。批評集計サイトMetacriticのスコアは83点で、「絶賛」とされる水準に達した。ローリング・ストーン誌は20年ぶりの最高作と評し、音楽メディアNMEは5点満点中4点をつけた。

By drawing from her past, both personally and musically, Madonna has made her most vital album in over two decades.

NME

近作『Rebel Heart』(2015年)や『Madame X』(2019年)が商業的にやや伸び悩んだあとだけに、原点回帰の今作は「復活作」として受け止められている。先行シングル「Bring Your Love」では、いま最も勢いのある若手のひとりサブリナ・カーペンターと共演し、世代を超えた橋渡しも印象づけた。今後の焦点は、7月中旬に確定するBillboard 200の順位、来年のグラミー賞レースでの位置づけ、そして本稿執筆時点で発表されていないツアーの行方である。