「リーサル・ウェポン」ダニー・グローバーさん、アルツハイマー病を公表 79歳
2026年7月11日 03:26
映画「リーサル・ウェポン」シリーズで知られる米俳優ダニー・グローバーさん(79)が、自身がアルツハイマー病であることを公表した。2026年7月1日に放送された米NBCの朝の番組「トゥデイ」と、同日公開された雑誌・サイト「People」の独占インタビューで、家族とともに明かした。7月22日に80歳を迎える直前の告白となった。
長女のマンディサさんによると、異変に気づいたのは2022年ごろだった。細部までよく覚えている父の思い出話に「抜け」が出るようになったという。正式な診断は2023年ごろとされ、介護は現在、マンディサさんが中心となって支えている。インタビューには弟のマーティンさんも同席した。グローバーさんは病を受け止めつつも、前を向く姿勢を語った。
There are the moments that you keep remembering that validate the fact that you can remember stuff. And there are moments I'll never forget.
People
偏見をなくしたい
公表の理由について家族は、アルツハイマー病を取り巻く偏見をなくしたいという本人の思いを挙げた。米国では高齢の黒人の発症率が白人の約2倍とされ、当事者が声を上げる意義は大きいと報じられている。シネマトゥデイによると、グローバーさんはこうも語っている。
私には娘もいるし、友人たちもいます。言いたいのは、人生は続いていくということです
シネマトゥデイ
グローバーさんは1980〜90年代の「リーサル・ウェポン」シリーズで、メル・ギブソンさん演じる刑事の相棒マータフ役を演じてブレイクした。ほかに「カラー・パープル」(1985年)などに出演し、長年の人道活動でも知られる。2022年には映画界の名誉賞にあたるジーン・ハーショルト友愛賞を受賞した。診断後も故郷サンフランシスコで活動を続けており、本人と家族は今後、病への理解を広める啓発にも取り組むとみられる。今後の焦点は、80歳を迎えてからの活動の継続と、家族による支援の体制である。