劇場版『名探偵コナン ハイウェイの堕天使』、興収135億円突破 シリーズ4作連続100億円は邦画初
2026年7月11日 03:18
シリーズ第29弾となる劇場版『名探偵コナン ハイウェイの堕天使』が、公開から約3ヶ月で興行収入135億円を突破した。原作は青山剛昌さんの人気漫画で、2026年4月10日にシリーズ最大規模の全国526館で公開された。配給は東宝、アニメーション制作はトムス・エンタテインメント、監督は蓮井隆弘さん。ゲスト声優に横浜流星さんと畑芽育さんを迎え、主題歌はMISIAの新曲「ラストダンスあなたと」。横浜を舞台に、モーターサイクルフェスティバルを訪れたコナンたちが謎の黒いバイクをめぐる事件に巻き込まれていく。
立ち上がりから好調だった。初日だけで動員73.9万人・興収11.3億円と前年作を上回るシリーズ最高のスタートを切り、公開3日間で約35億円を記録してオープニングの新記録を更新した。5月4日、江戸川コナンと工藤新一の誕生日に節目の100億円へ到達している。映画情報サイトの映画.comは次のように伝えた。
5月6日までの公開27日間で、観客動員数740万人を超え、興行収入108.8億円を突破したことがわかった。
映画.com
邦画史上初の記録
これにより本作は、2023年『黒鉄の魚影』、2024年『100万ドルの五稜星』、2025年『隻眼の残像』に続く4作連続の100億円突破を達成した。「シリーズ4作連続100億円超え」は邦画史上初の記録で、原作者の青山剛昌さんが祝福のイラストを寄せた。
その後も勢いは衰えず、6月には130億円を超えて国内の歴代興行収入ランキングで32位圏に浮上し、7月上旬には135億円を突破した。シリーズ歴代では『100万ドルの五稜星』(158億円)、『隻眼の残像』(147.4億円)、『黒鉄の魚影』(138.8億円)に次ぐ第4位につけている。黒ずくめの組織など人気の裏設定を前面に出さずに130億円超を記録した点も、シリーズの安定した集客力を示すものとして注目された。コナンの劇場版は毎年春の恒例として定着し、謎解きと人気キャラクターの掛け合い、話題性の高い主題歌を組み合わせて、幅広い層のリピーターを取り込んできた。近年は公開規模も初動も年々伸びており、本作もその流れをはっきりと裏づけた形だ。今後の焦点は、夏休み興行で3位『黒鉄の魚影』を抜けるか、そして最終的に150億円台に届くかどうかである。